脳梗塞 予防

脳卒中と脳梗塞

生活習慣病の一つに脳の病気として脳卒中があり、近年、患者数が増加傾向にあります。食生活の栄養摂取や喫煙、飲酒、運動不足によって生活習慣病を起因としたものですが、忙しいから、不安だからと定期健診などを受診する人が多いというのも脳卒中増加の一因のようです。俳優の江守徹さんも脳梗塞を経験されました。動脈硬化で狭くなった脳の血管に血栓ができて、血液の流れが止まり脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳細胞が機能しなくなる病気です。脳卒中を引き起こす動脈硬化の原因としては、食事や肥満、ストレス、高血圧、高脂血症などが考えられています。脳血管が詰まった状態を脳梗塞、血管が破裂してしまう状態を脳出血と呼び、脳細胞が壊死してしまうのです。

脳梗塞のタイプとマルチスライスCT検査

脳梗塞には、「アテローム血栓性梗塞」「ラクナ梗塞」「心原性脳塞栓症」と血管の詰まり方によって「3種類」に分けられます。アテローム血栓性梗塞は、脳の太い血管の内側に、ドロドロのコレステロールの固まりができ、動脈をふさいでしまいます。睡眠時に発症が多く、糖尿病、高血圧、高脂血症の人がなりやすいと言われています。ラクナ梗塞は、脳の細い血管に動脈硬化が起き、血流や酸素の供給が止まってしまいます。睡眠時に発症が多く、高血圧の人に多く見られる症状です。心原性脳塞栓症は、心臓にできた血栓が脳に流れてきて血管をふさぐ症状で、日中の発症例が非常に多いです。脳梗塞は、脳卒中の6割以上を占める重大な病気です。脳梗塞は生活習慣病のひとつですから、生活習慣を見直し・改善すること、そして、脳ドックなどの定期的な検査を受けることで早期発見することができます。東京の八王子クリニックでは、瞬時に撮影して臓器を動画で見る事が出来るマルチスライスCT検査により、わずかな病変も発見できるので早期の予防や治療につながります。